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バックナンバー
第1回 クレジットカードの入会条件
第2回 クレジットカードのメリット
第3回 クレジットカードの不正使用対策
第4回 カード会社はどうやって収入を得ているの?
第5回 クレジットカードの加盟店のメリットは?
第6回 海外でクレジットカードを使う際の注意点について教えて!
第7回 クレジットカードの種類について
第8回 日本と海外のクレジットカードの違いについて
第9回 公共料金のクレジットカード決済について
第10回 ポイントをためてトクしよう
第11回 ポイントプログラムの新しい動きについて
第12回 「個人信用情報機関」ってどんなところ?
第13回 クレジットカード関連詐欺に注意しよう!
第14回 金利について考えてみよう
第15回 非接触IC決済サービスについて
第16回 「提携カード」のいろいろ
第17回 クレジットカードに関する法律について
第18回 クレジットカード雑学
第19回 クレジットカードの国際ブランドを選ぶ基準は?
第20回 キャッシュカード・クレジットカード一体型カードについて
第21回 自分のカードが利用できるATMを探すには?
第22回 クレジットカードのポイントサービスについて その1
第23回 クレジットカードのポイントサービスについて その2
第24回 非接触型IC乗車券のオートチャージ機能について
第25回 インターネットにおけるクレジットカード決済のセキュリティについて(その1)
第26回 インターネットにおけるクレジットカード決済のセキュリティについて(その2)
第27回 クレジットカード会員限定のショッピングモールについて
第28回 プラチナカードについて 
第29回 おサイフケータイでの支払いについて
第30回 利用後リボ払いについて
第31回 ポイントを賢く貯めるには?
第32回 ポイントを賢く使うには?
第33回 サインの代わりに暗証番号を入力するのはなぜ?
第34回 国民年金保険料のクレジットカード支払いについて
第35回 カード裏面のマークの意味は?
第36回 クレジットカードのキャッシングサービスについて
第37回 ネット決済の不正使用被害を防ぐ「3-D Secure」について
第38回 セルフサービスステーションでの非接触型ICカードの利用について
第39回 クレジットカードの自動付帯保険について
第40回 ETCカードについて
第41回 タクシーでのクレジット決済について
第42回 加盟店でのカード利用時のトラブルについて
第43回 クレジットカードの審査基準について
第44回 クレジットカードの利用動向について
第45回 クレジットカードの貸付金額に対する総量規制とは?
第46回 クレジットカードのリボルビング払いについて
第47回 クレジットカード犯罪について(その1)
第48回 クレジットカード犯罪について(その2)
第49回 ショッピング以外のクレジットカード決済が普及
第50回 コンビニエンスストアでのクレジットカード利用について
第51回 クレジットカードの更新・再発行について
第52回 総量規制とクレジットカード利用者への影響
第53回 海外旅行先でのクレジットカード活用
第54回 クレジットカード利用者に迫る!カード情報漏えいの脅威!!
第55回 あなたは正しくできていますか!?クレジットカードのリストラ
第56回 利用しなきゃ損!?クレジットカード会員専用サイト NEW
カード相談室
クレジットカードの貸付金額に対する総量規制とは?
 

現在、多重債務問題の解決を目的に、消費者信用業界への規制が強化されつつあります。2006年に改正された貸金業法の影響(※過剰貸付規制の強化を段階的に施行する)から、クレジットカード会社各社は貸付金額の総量規制を視野に入れて動き始めているのです。

今回はこの「総量規制」について詳しく見ていきたいと思います。

総量規制が導入されると、クレジットカードのキャッシングの限度額が低くなったり、限度額を増やすことが難しくなったりする可能性があると聞きました。この「総量規制」とは、どのようなものなのでしょうか? 詳しく教えてください!

: 「総量規制」とは、2006年に成立した改正貸金業法に記載されている概念で、原則として年収の1/3までしか無担保貸付ができないとされます。つまり、借り主の年収の1/3を超えた額は「年間返済能力を超えた額」とみなされるわけです。

■貸金業関連3法、法改正による規制強化について

クレジットカード会社を含む、消費者信用業界が事業を行う上での法的枠組みとしては、前述の「貸金業法」と「出資法」があります。これらに「利息制限法」を加えて「貸金業関連3法」と称されています。これらは、多重債務問題の解決を目的に2006年12月に大幅に改正されました。

その内容を4つのポイントにまとめると──。

(1)貸金業の適正化
(2)過剰貸付の抑制
(3)金利体系の適正化
(4)ヤミ金融対策の強化

これらは、2010年6月を目処(めど)に段階的に施行される予定です。

総量規制は、(2)の過剰貸付の抑制に該当し、2010年6月には年収の1/3までしか無担保貸付を受けられなくなります。例えば、年収300万円の方であれば、年間で100万円までしかキャッシングやローンなどの無担保貸付を受けられなくなるのです。

■クレジットカードではキャッシングに適用(2009年3月現在)

2010年の総量規制の本格導入に向けて、消費者金融会社やローン会社はもちろんですが、クレジットカード会社も動き始めました。「無担保貸付」が対象ですので、クレジットカードの場合「キャッシング」が対象になりますが、既にこの限度額を抑制するカード会社も出始めています。

■カードユーザーへの影響

総量規制により、既存のカードユーザーは、どのような影響を受けるのでしょうか? 前述した「年収の1/3までしか無担保貸付を受けられない」ということに加え、カード入会時に以下のような条件が設けられます。

1.単一のクレジットカードの総借入残高が50万円を超える場合
2.所有するクレジットカードの総借入残高が100万円超となる場合


上記に該当する場合、クレジットカード契約時に源泉徴収票などの根拠資料の提出が義務づけられます。さらに信用情報機関により債務状況が調べられ、その際に収入の1/3を超える貸付であるかどうかが調査されるのです。もし超えていれば貸付が受けられなくなります。

2010年の改正貸金業法の施行を見据えて、各カード会社は審査基準の見直しやキャッシング限度額の抑制を始めています。種々の問題を抱えていますが、この総量規制が私たちカードユーザーにどのような影響を与えることになるのか、今後も目が離せません。


カード博士:今井進太郎(コマスマーケティング株式会社 代表取締役)


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