| クレジットカードには実はカード会社が自社発行する“プロパーカード”と様々な企業や団体がカード会社を提携して発行する“提携カード”の2種類があります。普段我々が様々な場所で接することの多いは、当然種類も多い提携カードです。そこで今回その提携カードについて少し掘り下げてみましょう。
Q:「提携カード」の仕組みがよく分からないんだけど…?
A:自社で与信(入会申込者の審査など)をして、発行する自社ブランドのクレジットカード(自社カード、プロパーカードともいいます)に対して、百貨店・専門店・学校や団体などが、信販会社やクレジットカード会社などと提携して発行する、自社ブランドのクレジットカードが「提携カード」です。そして、一口に「提携カード」といっても、発行の目的などによっていくつか種類があります。
Q:「提携カード」の発行目的別種類ってどういうこと?
A:提携カードには、大きく分けると「アフィニティカード(affinity card)」と「コ・ブランドカード(co-brand
card; co-branded card)」があります。アフィニティカードというのは、一般には、提携先が営利を目的としない非営利団体・組織(各種クラブ、同窓会、スポーツチームなど)で、リスク負担は提携元(クレジットカード会社)がもち、カード売上げのうち一部分(たとえば
0.5%)を提携先に寄附またはキックバックすることなどが特徴です。とくに社会福祉や環境保護などを目的として発行されるカードのことを、「社会貢献型カード」と呼んでいます。
これに対し、提携先のマーケティング戦略を主目的にしたカードが、「コ・ブランドカード」です。提携先は、流通、メーカー、航空会社、ホテルなどの企業が中心です。
Q:「シングルカード」とか「ダブルカード」とかいわれるカードは?
A:「シングルカード」は、文字どおり「1枚のカードに、1種類のカードの機能を持たせたもの」を指します。普通、自社発行カードで、他の信販会社やカード会社と提携していないものをいいます。「ダブルカード」とは、クレジットカード会社と小売店の提携カードの一種で、前述の「コ・ブランドカード」のことだと考えてください。また、1枚のカードに3社の機能を持たせた「トリプルカード」もあります。その代表例は、郵便貯金のキャッシュカードと信販会社(クレジットカード会社)・小売店のダブルカード(提携カード)がドッキングしたクレジットカードです。
Q:「二者間カード」と「三者間カード」の違いは?
A:「二者間カード」というのは、百貨店、スーパーなど小売業者が自社で発行している「ハウスカード」で、発行者と加盟店が同一であるため、二者間カードと呼ばれます。そして、「三者間カード」は、カード発行者と、カード会員、加盟店の三者で構成するクレジットカードのことをいい、いわゆる「汎用クレジット=特定の店だけでなく、いろいろな加盟店で利用できるカード)」は、「三者間カード」です。
Q:「学生カード」も提携カードの一種なの?
A:学生カードは、クレジットカード会社が大学(専門学校を含む)と提携して発行するカードで、学生証一体型のものとクレジットカード機能だけのもの、さらに電子マネー機能などが付いているものなどがあります。クレジットカードは、一般的には満18歳から申し込むことができますが、とくに大学生や専門学校の生徒に発行されるカードを、「学生カード」と呼んでいます。ただし、本人が未成年の場合は、カードを申し込むには親権者の同意が必要です。 なお、大学の卒業生(OB)を対象とした「OBカード」というのもあります。これは、1989(平成元)年10月に発行を開始した「早稲田カード」が最初です。校友会の活性化を主要目的としていますが、大学関連施設の優待サービスなどが受けられます。
Q:「親子カード」って何?
A:通常のクレジットカード(親カード)の保有者を対象に、そのカードに紐付けするかたちで発行されるのが「子カード」です。ETCカードがその代表例ですが、「家族会員カード」や、いま話題の非接触ICカード決済(モバイルクレジット、ケータイクレジット)もこの方式です。子カードの利用代金は、原則として親カードの分と一緒に指定の銀行口座から引き落とされます。また、利用状況に応じたポイントも、親カードの分に合算されますので、上手に使い分ければポイントをためやすくなりますね。 |