Q:ケータイで買い物ができるサービスにはどんなものがあるの?
A:ここ1、2年、携帯電話の「おサイフケータイ」を利用したIC決済サービス(モバイル決済サービス)が、いろいろなところで展開されています。狙いは、「少額決済の取り込み」ですが、「処理時間が速い」というのもウリです。現時点(2006年5月末)の主なサービスとしては、Edy(エディ)、モバイルSuica(スイカ)、QUICPay(クイックペイ)、SmartPlus(スマートプラス)、iD(アイディ)の5規格があげられます。このうちエディとJR東日本のモバイルスイカは、プリペイド、つまり前払い型の電子マネーです。クイックペイ、スマートプラス、iDの3規格はポストペイ方式で、クレジットカードと同じく後払い型です(通常のカードの利用代金と一緒にまとめて口座から引き落とされます)。
Q:そもそも「おサイフケータイ」って何?
A:「おサイフケータイ」とは、ソニーが開発したFeliCa(フェリカ)という非接触(つまり、かざすだけで処理ができる)ICチップを、NTTドコモが携帯電話に搭載し、決済を可能にしたサービスで、「ケータイが財布代わりになる」という意味で名付けられました。2004年7月から、この機能を搭載した携帯電話が発売されています。「おサイフケータイ」はNTTドコモの登録商標ですが、ほかの携帯電話会社も、ライセンスを得て名称を使用できるようになっており、2005年秋にはKDDI(au)、ボーダフォンも販売を開始しました。
Q:「QUICPay」について、もう少し詳しく教えて!
A:クイックペイは、ジェーシービー(JCB)が2005年4月から、本格展開を開始しました。ファミリーレストラン、コンビニエンスストア、地域の商店街など、「スピーディな決済」「業務効率化」「販売促進」が求められるすべての市場へ積極的に推進し、「08年度中に利用者 500万人と利用可能加盟店10万店の獲得を目指す」とのことです。クイックペイを利用するには、おサイフケータイのほか、カード型(本カードに付帯して発行される子カード方式)もあります。なお、05年10月にJCBが中心となって設立した「モバイル決済推進協議会」では、クイックペイを非接触IC決済のオープンサービスとすることを決め、トヨタファイナンス、オリコ、クレディセゾン、OMCカード、セントラルファイナンスも採用を正式決定しています。
Q:「スマートプラス」について、もう少し詳しく教えて!
A:スマートプラスは、UFJニコス(旧日本信販)が、2004年12月に開発したサービスです。まずはショッピングではなく、UFJ銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の新型ATMでのキャッシングサービスの利用からスタートしました。05年8月以降、蕎麦屋・居酒屋チェーンの高田屋やジュンク堂書店などでショッピング利用を開始し、ジュースの自動販売機での実証実験やスキー場でのリフト券購入、学生証一体型カード(日本航空高校)などにも展開しています。携帯電話型とカード(子カード)型の2種類があり、消費者が好きなほうを選択できます(携帯電話型は、クイックペイやiDも同様ですが、専用アプリのダウンロードが必要です。これに対し、カード型はあらかじめクレジットカードの情報が入っているので、そのまま利用できます)。なお、05年3月16日、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱東京UFJ銀行、UFJニコスは、ビザ・インターナショナルと共同で、スマートプラスを活用し、非接触IC・携帯クレジットの拡大に取り組むことを発表しています。
Q:「iD」について、もう少し詳しく教えて!
AiDは、NTTドコモが運営していますが、三井住友カードはドコモと業務・資本提携を行い、2005年12月から、「三井住友カードiD」の取扱いを開始しました。携帯電話によるポストペイ方式の決済サービスです。2006年3月には、NTTドコモがUCカード、みずほ銀行、クレディセゾンと包括的業務提携を行い(UCとは資本提携も)、おサイフケータイを活用したiDの推進を図っています。また、イオンとも提携し、イオングループ店舗へのiD導入とイオンクレジット発行の提携カードへのiD対応を進めることが決まっています。さらに、NTTドコモグループ9社は、06年4月28日より、iD対応のクレジットサービス「DCMX」の提供を開始しました。「DCMX mini」「DCMX」「DCMX GOLD」の3種類で、「DCMX」「DCMX GOLD」はプラスチックカードを付帯、「mini」はiDによる決済のみですが、満12歳以上から申込みが可能で、限度額は1万円、携帯電話料金と一括して利用額の請求が行われます。
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