前回は、クレジットカード会社の収入源についての相談にお答えしました。今回は、加盟店のメリットについて考えていきましょう。カード会社は、会員が自社のカードを利用すれば、加盟店からの手数料が得られます。一方、会員にとっては、割引優待が受けられるとか、ポイントがたまるなどの特典があります。では、カードの加盟店には、どんなメリットがあるのでしょうか。
Q:このあいだ、ある商品を10万円で購入して、クレジットカードで支払ったのですが、その時の手数料は店側が負担し、それがカード会社の利益になると聞きました。それに、カード会社から振り込まれるのは1ヵ月くらい後になると。そうですと、店側はソンをすることになります。現金で支払ってもらったほうが有難いのではないでしょうか?
A:確かに、顧客がカードを使うと、加盟店はカード会社に手数料を払わなくてはなりません。でも、その手数料を払っても、カード加盟店になるメリットはあるのです。
1.まず、顧客の購入単価がアップします(現金だと持っている範囲でした買い物できませんが、カードがあれば手持ちの現金以上に買い物できますよね)。
2.ボーナス支給前や給料日前でも買ってもらえます(給料日の前になると、ガクンと売上の落ちる店がありますが、カード加盟店ではその心配はありません)。
3.それから、もしお客さんが何かの事情で払えなくなったとしても、カード会社が責任を持って払ってくれます(いわば、保険料)。店に現金を置いて強盗に入られる事件もありますが、カードの伝票を盗んでも仕方ありません(安全性確保)。
4.お客さんの「囲い込み」ができる(リピーターが多くなります。また、お客さんの買い物情報などをフィードバックしてくれるカード会社もあります)。
5.さらに、カード会社から信用されている店だということで、初めてのお客さんにも利用してもらえたり…。
このように、各種のメリットがあるから、お店はカードの加盟店になるわけです。 |