| キャッシュカードの「スキミング」犯罪が、大きな問題になりましたね。銀行のキャッシュカードは、クレジットカードに比べて不正使用対策が遅れていましたが、ようやく各金融機関も対策に乗り出しました。ところで、クレジットカードには、どんな安全策が取られているのでしょうか?被害者への補償ということもありますが、ここではまず、カード自体の不正防止策についてみていきましょう。
Q:この間、財布ごとクレジットカードを持ち逃げされて、その日のうちに(せいぜい30分くらいの間です)キャッシングされてしまいました。カードのコピーは、簡単に作れると聞きましたが、対策はないのでしょうか?カード会社側の対策と、利用者としても気を付けるべき点について教えてください。
A:スキミングというのは、カードの磁気ストライプを読み取ってカードを偽造したりする手口ですが、カード本体を盗んで不正に使用する犯罪者も後を絶ちません。ショッピングならば普段と違う利用があれば、カード会社から加盟店にチェックが入って利用を止めることができますが、キャッシングの場合は相手が機械ですので、なかなか難しいものがあります。その偽造防止策の1つがICカード化です。ICカードならば、重要な情報がチップに入っているので読み取られる心配はないからです。また、カード会社は、会員や加盟店に「無防備に伝票の控えを捨てないように」と啓蒙活動をしているほか、最近は、加盟店の端末機などから打ち出される伝票に、カード番号の末尾は印字させないという対応を始めました。さらに、「暗証番号は生年月日や自宅電話番号など、第三者から容易に推測される番号を避ける」ことや、「暗証番号をカード会社が本人に電話で確認をすることはない」などを繰り返し案内しています。利用者サイドでも、
・不用意にカード番号や有効期限を他人に知られないようにする。
・暗証番号は第三者から容易に推測されない番号にする。
・ネットや通販利用をする場合はセキュリティが万全かチェックする。
などの注意が必要ですが、万一被害に遭ったとしても、明らかに第三者による悪用であれば、被害金額は保険でカバーされます。 |